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Poto:N.watari

Poto:T.Ishida

全十勝地区農民連盟

​All Tokachi Farmer's Union

農業の未来を守れ!- 十勝・更別村から響く農業者の切実な声
3月17日 全道農民集会における吉田昭一氏の訴え

 3月17日に開催された全道農民集会で、北海道の畑作・野菜農家を代表し、十勝地区更別村農民連盟委員長の吉田昭一氏が、日本の農業が直面する深刻な課題について熱く語りました。

吉田氏は、日本の食料自給率の低下、生産資材の高騰、後継者不足、不安定な経営環境といった現状を訴え、「このままでは日本の農業、そして国の未来は危うい」と強い危機感を表明しました。

 さらに、政府の場当たり的な農業政策、農業者の所得が確保できない現状、若手農業者の減少、食料安全保障の脆弱性について問題提起。今後の農民運動の方向性として、農業者の生活を支える所得補償制度の確立、持続可能な農業政策の推進、そして生産者と消費者の相互理解の促進を提唱しました。そのためにも、北海道の農業者が一致団結し、迅速な行動を起こす必要性を強調しました。

 最後に、「私たちは次世代の子どもたちのために、日本の農業を守り抜く」と述べ、農業の未来は、一人ひとりの理解と行動にかかっていると訴えました。そして、農業の重要性を再認識し、共に支える社会を築いていこうと呼びかけました。

​真の農政改革実現に向けて

​農業者自らによる農業政策への反映

 農業・農村が果たすべき「食料の安定供給と多面的機能の発揮」の役割や価値は普遍的であり、「真の農政改革」の政策の主眼として、これまでの市場優先、効率性重視の構造改革路線を推し進める現行農政を改革し、食料自給率向上など食料安全保所の確立、国土・環境の保全など多面的機能の発揮、持続できる農業経営、安心して暮らせる農村社会の実現を目指します。このため、直接支払制度の創設など新たな直接支払政策を確立し、食料・農業・農村を担う家族経営の持続を図る施策を求めます。

 また、国民の理解が得られるわかりやすい政策、一つの政策目標に対して一つの施策とする簡素な仕組み、そして透明性を高め、盟友一人一人が理解できる仕組みを追求していかなければなりません。

​ そのため、我々は、それぞれ思想・信条に違いはあっても、全農民は同じ苦境の中にあり、目的も諸要求もまた同じであることからその目的を貫徹するため真の農政を勝ち取っていかなければなりません。

 「真の農政改革」を実現させるために、食料・農業・農村の持続的発展を期する「本来あるべき農政の姿」を農民自らの手で政策を反映させるためにこれからも運動を継続していきます。

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